🔨大事だと思うんです。。!手を動かす時間🔨

2022.05.17
ワークショップ・イベント

薬師池公園西園で、
アルケミストのワークショップがありました。

本牛革で
キーホルダーを作ろう、
というワークショップです。

 

革って
普通の暮らしではあまり触れない素材だと思います。

その素材をたくさん使って触れてもらい
それを加工してキーホルダーに仕上げていくと言うワークショップでした。

ファシリテート
してくださったのは
東京国立博物館の保存修復師をなさっている
森尾さゆりさんです。

長らく工芸の世界にいた
森尾さんは、
工芸の制作の工程が、
ちびっこにとって総合的な
学びになるという思いがあって、

東京国立博物館での自分のお仕事の傍ら
ワークショップ活動をなさっています。

公立の小学校でも
1人に1台ノートパソコンが配られるようになり、
コロナ以降ちびっこの手を
動かす時間がぐっと減りました。

体の変化を
目の前にしている私たちは
それでなくとも、とても危機感を
持っていたのに、
紙と鉛筆を使うという手の動きすらも
減ってしまう、ということなんですよね。。

PCを学びに活用することは
今の時代自然だし良いことだなと思っています。

でも、手の動きが減ってしまう分を
補完するプログラムも
同時に必要なんじゃないかと思うのです。

それで作ったのが、今回のWSプログラムです。

スプーンやフォークナイフなど、
ごく身近な道具を使って濡らした革に
いろいろな角度でナイフやフォークなどを当てて、
金槌で叩いて圧力をかけ
革の表面に凸凹をつくる、
という加工しました。

 

あらかじめいろいろな道具を使った模様をお見せして
その模様の凹凸具合から道を逆算するという、
観察クイズからの制作となりました。

フォークとナイフだけでは
あまり様々なデザインは広がらないかな、
飽きてしまうかなぁと心配していたのですが。。

そんな心配は全く必要なく!!

皆さん時間いっぱいもりもりと作ってくださいました^ ^

中には3つ作った子も。

 

参加者は
小学校低学年から
大人までと
幅広い方が集まりました。

ファシリテートしてくださいました森尾さゆりさん、
お手伝いくださいました
織物作家のふじいろ工房さん、江川さん、
何より参加してくださいました皆様、
ありがとうございました!