実施報告  写真家・香川賢志さんコラボWS 『写真×工作 石と貝がらで動物をつくろう』

2022.06.10
ワークショップ・イベント

実施報告
写真家・香川賢志さんコラボWS
『写真×工作 石と貝がらで動物をつくろう』

東京・町田市内の公共の公園、
薬師池公園西園にて2022/5/28(土)におこないました、
写真家・香川賢志さんと写真×工作のWSの様子のお知らせです。

プロの写真家さん、
香川賢志さんとのコラボWSは今年で3年目を迎えます。

プロカメラマン・香川さんのご指導のもと、
写真を撮影することを通じていろいろなことに気づいてほしいというもので、
被写体は自分で工作でつくる、というものです。

毎年テーマをもっておこなっており、
今年は

「身体をつかって写真を撮る」
「キャラクターにあわせた場所で写真を撮る」

をやってみよう!というテーマでおこないました。

これ、普通に写真家さんが
お仕事の中でおこなっていることだそうです。
実際に、「体を思いっきりつかって写真を撮ってみるワーク」をしてから工作→撮影となりました。

写真家さんのお仕事で、
写真を撮るときに考えていることを
疑似体験してもらおう!
という意図です。

写真をとる対象は、工作でつくります。

今年の素材は「石と貝がら」。

なかなか加工がむつかしい素材ですが、
多様な素材にますます触れなくなった今だからこそ!
やろうと設定しました。

色々なかたちの石と貝がらをご用意して、
思い思いの動物を自由に作りました。

今回は、何ができるかな?とイメージをふくらませるときに、
じぶんがつくる動物ってどんなキャラクターなんだろう?
と、性格までイメージして工作をしてもらいました。

内気な子だったら、
どこにいるのがその子らしいのかな?

と、自分でつくった動物がが生き生きする場・ロケーションを考えて
写真に撮ってもらいたかったからです。

親子さんで「これってどんな子なのかなあ」
「この子は元気だからここにいて・・」等々、
親子さんでお話が盛り上がっていたのが
みていて楽しかったです^^

お互いどのおうちの作品もすごく面白い写真が撮れていて、
少しだけですが皆で見せっこをし合いました。
それぞれの視点の違いが出て、
「すごーい!」「かわいい〜」と声が上がっていました^^

通常、WSってよく作りっぱなしで終わる場合が多いのですが、
アルケミストはフィードバックにすごく力を入れます。

一回きりのWSだけど、
できるだけ彼らの中に
役立つ形で残って欲しい、という願いからです。

自分の作ったものを見返したり、他の人の作品を見ると、
その日・その場所で過ごした体験がより強く
ちびっ子の中に織り込まれることを、
わたしたちは経験上よく知っています。

来年はもっと鑑賞に力をいれよう!と思える、
とてもいい時間でした。

****

今回のWSはとても豪華なメンバーで実施しました。
香川さんがお友達のプロの写真家さん、
小俣さんと小野さんをお二人誘ってくださったのです。

小俣さんは日常のスナップ写真から作家さんの作品撮影まで。
小野さんは学校や幼稚園などの記録写真を中心に活動されている、
お二人ともプロのカメラマンさんです。

さらに東京国立博物館の
コンサバター
(保存修復師)の
森尾さゆりさんもファシリテーターとしてご参加くださいました。

なんとも!豪華な構成でのWSとなりました^^

さまざまなプロの方と
同じ空間・同じ時間過ごすことは、
あまり話さなくっても彼らのふるまいや
お仕事ぶりを感じることになります。

それは、目にはみえなくても貴重な経験で、
ちびっこの人生の栄養につながるのでは、と思います。

当日は、ごろん!と床に全員が寝転がって
写真を撮る(視点を変える)ワークからはじまり、
動物をつくったあとは
青空の下、
思い思いの場所で写真を撮影しました。

石から発想をひろげて、実に
いろいろなキャラクターの子が完成しました*

アルケミスト的には、
ちびっこにいろいろな素材に向き合って欲しくて、
今回は難易度の高い「石」を選んだのですが・・・・

今回ご参加のお父さま・お母さまは、
みなさん
口を出しすぎず、
でもうまく難しいところはサポートしてあげる感じで
じつに上手にフォローしてあげていました。

その効果も大きく、
ちびっこ全員に
それぞれに持ち味がある子が生まれていました^^

お父さま・お母さまのちからって、
やっぱり絶大です。

*******

素敵な写真は香川さんのHPからぜひご覧ください。
当日の様子や空気感が伝わります。
改めて、写真ってすごいよな。。。と思います。

https://kenjikagawa.com/atlieralchemistws2022

毎回新しいアイデアを盛り込んでくださる写真家・香川賢志さん、
小野典子さん・小俣さん、

森尾さゆりさん、

そしてなにより、
ご参加くださいましたみなさま、
本当に、ありがとうございました!!

小俣裕祐さんウエブサイト
https://www.yusukeomata.com/about

おまけ******
香川さんは
「ふつうのひとが制作した作品」を写真に収めていく
という活動もしています。
撮り溜めた作品は、書籍出版の予定です。

近々、
「カメラマンさんのお仕事を直接みてみよう
&
じぶんの作品を写真家さんに撮ってもらおう」

という
どなたでも参加できるWSを計画中です。

アルケミストのご近所の一軒家に
作品を持ってきていただければ、
その作品を
香川さんが写真に収める、というものです。

撮影したお写真は、
1枚、無料でデータのかたちで
作者にプレゼントする、とのこと。

お子さんの作品を成長の記録や記念として
永く取っておくために写真をとるってみなさんも
されておられると思います。

わたしたちアルケミストスタッフも、
もちろん、
ちびっこの作品を
日々スマートフォンやタブレットで撮りますが。。。。

「やっぱりプロは違う」と
香川さんのお写真を拝見するといつも思います。

やー。。違いすぎる笑

ですので、

捨てちゃうにはもったいないんだけど、
でも大きすぎる作品がある!

なにしろ作品数が溜まりすぎて
整理したいんだけど捨てるのはちょっとためらう。。

この作品だけは好きだから、
とびきり素敵に撮れている一枚!が欲しい、

という方は
WSに参加されると嬉しいのではないかな、と思っています。

おじいちゃんやおばあちゃんに
お子さんの成長ぶりを伝えるのにプレゼントする、
などには
とてもいいのでは、と思いました。

例えば、
おじいさまやおばあさまの
お誕生日など記念日に
おじいさま・おばあさまの絵を
ちびっこに描いてもらって、
それをこうするとかなり
素敵ぷれぜんとになるのではと
私は思いました。。。

香川さんの「じぶんの作品を写真家さんに撮ってもらおう!WS」は、
詳細が決まりましたらお知らせいたしますね^^