🍉カレーの材料で絵を描こう&クッキング!アルケミストの夏のロング開講🍉



2025.08.01
日々のこと

毎日暑い日が続きますね。


アトリエ・アルケミストの通常ちびっ子クラスでは、

各曜日クラスでそれぞれに「ロング開講」が行われています。

小学校1年生から6年生の子が週に1回通う『通常ちびっ子クラス』は、
月の前半と後半で「テーマ制作」と「自由制作」を交互に行うクラスです。

「テーマ制作」はやれることを増やすために丁寧に組まれたプログラムを行います。
「自由制作」はちびっ子が自由にアルケミストの材料倉庫にあるものを使って制作する
時間です。

「ロング開講」はそれらとは違った年に1〜2回おこなう、特別なプログラムです。

ちびっ子と先生とで内容を相談して長い時間行います。

このロング開講、曜日によって「油絵をじっくりやる!」だったり、
日本画の岩絵具を使って絵を描いてみたりと色々なことを行います。

近所の原っぱまでスケッチに出かけたり、お料理をやったりもしています。



2025年のトレンド(?)はお料理のようで、各クラスでクレープを作ったり、
かき氷を作ったり、パスタを作ったり。。。と曜日ごとにさまざまなロング開講が行われています。

アルケミストは絵画造形教室ですが、「つくる」をテーマに、
ちびっこが、長い目でみて、本当にずっしり、しっかり、楽しく生きられるといいよね、と考えています。
生活のこと、環境のこと、いろいろなことを知ってできるようになってほしい・・
という想いから料理も取り入れています。

そんな、アルケミストのロング開講。
今回は金曜日クラスのロング開講についてレポートします!



8/1金曜日に、金曜クラスのロング開講が行われました。
みんな夏休みなので、時間も10時から行いました。


「カレーをスパイスから手作りして、カレーに使う材料で絵も描いちゃおう!」
という内容です。



まずはみんなで手順の説明を聞いてから、
包丁やキッチンハサミをつかって野菜を切ります。


小学校1年生の子でも包丁を使ってもらいます。

先生が一緒にみて、こうだよ、こうしよう、と側につきつつ
進めます。部屋中にお野菜のいい匂いがただよってきます^^

その後は炒める。
火を使うお料理や包丁を使うことは、
各ご家庭ですごくやっているおうちもあれば、ほとんどやらないお家もあるため、

ゼロスタートのつもりでみんなで行います。




野菜を炒めたら、ちょっとひとやすみ。

準備をしてくださったたまき先生から、スパイスのお話を聞きます。

買えばブロックになっていたり、もう粉としてまざっていたりするカレーのスパイスですが、
実はどんなものが入っているのか?をここで知ります。




ほんもののスパイスを触りながら
「これって植物のなんの部分だと思う?」とたまき先生。
スパイス一つ一つを手に取って、推理遊びをします。

「これがシナモン。なんだとおもう、これ?」   
「木の枝にみえる」     
「これはね、木の皮」

「これがターメリック。これは?」  
「実かなあ・・・」  
「実は、根なんだよ〜」

「これはクミン。これは。。?」 
「これは種にみえる〜!」 「そう、種!」

身の回りのものの「もと」をちょっとでも知ると、
カレーひとつとっても、
中身はわからないけど、
入れるとカレー味になるものがあって、
それを買わないとカレーは作れないんだ、
という考え方から

植物の種や草の根、木の皮など、
いい香りがしておいしくて、体にも良いものを
いろいろ混ぜたものが
カレー粉なんだ、という考え方に変わります。

「分量が大事なんだな」とするどいつぶやきも聞こえたりしていました。

その後は美香先生がもってきてくださったスパイス用のすり鉢とすりこぎで
スパイスをゴリゴリ、ゴリゴリ・・・

うこんはすごく硬いのですが、
がんばってちびっこが粉砕してくれました^^



お鍋に入れて、ぐつぐつ煮込んでいる間に、こんどはアルケミストならではの
「制作」が入ります。

今回の金曜日クラスの制作は
、
今日のお料理で使った材料で絵の具を作ってみよう!

絵を描いてみよう!というもの。

カレーを作る時に、なかなか、その材料を使って絵を描いたりする経験はないかと思います。

まずは野菜を潰したりすりおろしたりして汁を絞り「絵の具」をつくります。

「先生、絞る紙が破れた!」
「どうやるの〜〜〜💦」などなど

大騒ぎをしながら
パプリカやきゅうり、なす、にんじん、スパイスなど
いろいろな食材絵の具をつくりました。

ターメリックは石鹸水に触れると色が濃くなる。
ブルーベリーにレモンを入れると。。。。などなど、
など色が変化する、理科の実験のようなことも
試しながら、みんなで色見本を作りました。




みんな興味津々で、しかも発色が意外ときれい。。。

自然の色ってきれいなんですね。

材料別の試し描きをしたあとは、ちびっこひとりひとりがハガキ大の紙に
自由に絵を描きました。



なんとなく自然のものだから?なのか

虹や太陽など、自然の風景を描く子が多かったみたいです。

制作が終わったらお待ちかねのカレーでおひるごはんです!

野菜と手羽元、塩とスパイスだけで作った化学調味料なしのカレー。

麦茶で乾杯!をしていただきました。


「家と違う味」
「なんか肉がでっかい」
等々、色々なことを言いつつ
みんな満足だった様子。


こう言ったイベントは、実際に行うまでにとても下準備が必要です。

特に今回は、ボランティアスタッフのたまき先生がゼロから企画をしてくださり、
練り上げてくださいました。



みんなが描く色見本の台紙なんて、ぜ〜〜んぶ手作りです!
(画用紙のコピーが心許ないので全部手描きにしたしたとのこと。

「いやあ、8枚ですし〜」とおっしゃっていましたが、すごく大変だったと思います。。。。。)



手間をかけるって、愛だよなと思います。



たまき先生の愛情いっぱいの金曜日ロング開講、
みんな楽しかったと良いなあと思います。



現場サポートしてくださったおなじ金曜クラスの

やまぐま先生・みか先生、本当に、おつかれさまでした!




追記:

アルケミストではこうやって、
ボランティアの先生がクラスの中で経験を積んで
正規の先生になっていきます。


たまき先生もじつは来年、正規の先生となる予定。

ドキドキだと思いますが、
こんなに色々考えて、準備してくだっさって、
しかもやりきってくださって。

愛が半端ないです^^

ちびっ子が好き、という方はいます。

でも、
実際にスパイスを用意して、
クイズ用の札もつくって、順番に質問して、
絵を描く紙もつくって、、、
ちびっ子でもおいしくらべれるレシピを見つけ、
どのように絞ったりしたら野菜からよく色がでるのか、
使う材料の数だけ実験して、コツを覚えて。

そんな、膨大な手間をかけるとなると・・

本当に好きでないとむつかしいかも、と思います。

そして、手間だけではなく、
どうやったらちびっこにとって、
身の回りのことが自分ごとになるか、
しかも
面白く、楽しい時間にするには?

を考えて工夫して、
2時間に収まるように考えることができるのは、

愛があるだけではなく、
いまのちびっこに何が役立つのかを考える
明晰なまなざしと、思考力があるからこそ。

たまき先生、とても素敵な先生になると思います^^

(文責:アトリエ・アルケミスト主宰 羽田由樹子)